ワークを持ち込んで、エコムのエンジニアと一緒に最適な熱処理条件を導き出す。それがヒートトライアルです。
新設備の条件出しから既存工程の改善まで、あらゆる加熱の課題に対応します。
Common Challenges
最適な熱処理条件が
わからない
新素材・新製品を扱うにあたり、何℃で何分加熱すればいいか根拠となるデータがない。試行錯誤に時間とコストがかかってしまう。
熱処理に時間がかかりすぎる・
品質にばらつきが出る
長年の経験則で設定した条件が実は非効率かもしれない。炉内の温度分布が不均一で品質が安定しない。生産性を上げたい。
設備導入前に確かめたい・
エネルギーコストを下げたい
高額な設備を導入する前に、本当にその仕様で大丈夫か確認したい。既存設備の省エネ余地を数値で把握したい。
What is Heat Trial
エコムテクニカルセンター(ETC)は、浜松市の本社工場内に設けた加熱テスト専用の施設です。お客様がワークを持ち込み、経験豊富なエンジニアと一緒に加熱テストを実施できるのが最大の特長です。
国家資格のエネルギー管理士を持つ「ヒートトライアルマイスター」が、データロガーを使いながらワーク温度を精密に測定。
最適な熱処理条件を数値で明示し、そのままエコムの装置提案へとつなげます。
Why ECOM
「量産ラインのシミュレーション」ができる
研究開発レベルのテストだけでなく、実際の量産工程を想定した検証ができます。プロセス評価用の小型ローラーハースキルン(DTK)や、大型炉を模擬したシミュレーターなど、「ラボから量産へ」の橋渡しを支援する設備を常設。量産検証機の実績も豊富で、失敗リスクを抑えながら本番に近い条件でデータを取得できます。
ガス×電気「ハイブリッド加熱」のエネルギー比較検証
カーボンニュートラルを目指す企業にとって、熱源の選定は経営課題です。エコムのテスト炉ではガスと電気の複合加熱が可能なハイブリッド式で比較試験ができます。ガスによる急速昇温と電気による精密温度保持を組み合わせた最適な加熱プロファイルを、実際のデータで提案。エネルギーコスト削減の余地を数値で可視化します。
EV・半導体・脱炭素〜次世代素材・分野への深い知見
他社で断られやすい難易度の高い素材・分野の試験実績を多数保有しています。EV用バッテリーケースの加熱検証、カーボン繊維(CFRP)の延伸、フッ素樹脂(PTFE)の焼成、セラミックグリーンシートのアニールなど。さらにバイオマス熱分解、メタネーション前処理など脱炭素技術分野の先行事例も豊富です。
搬送方式・加熱位置まで含めた多角的な条件設定
単に焼くだけでなく、ワークの位置・角度・搬送方式まで含めた検証ができます。ワークを横行・昇降させながら多角的に熱処理評価ができる遠赤外線テスト装置や、振動流動・ローラーハース・メッシュベルトなど、素材に最適な搬送と加熱の組み合わせを事前に確認。ライン設計の失敗リスクを大幅に低減します。
PLCデータロギングによるトレーサビリティと設備連携
テスト結果はPLCによるデータロギングで精密に記録。温度プロファイル・稼働状況を時系列で取得し、客先の品質管理・エビデンス資料として活用できます。さらにトライアルで確認した最適条件はそのまま設備設計・製作へシームレスに移行可能。「条件は決まったが設備がない」という課題もワンストップで解決します。
Industry
自動車・EV
モーターケース焼き嵌め、バッテリーケース加熱検証、パワーデバイス測定用減圧装置、塗料硬化工程の条件出しなど
半導体・精密電子
クリーンルーム仕様対応(クラス10000等)、ULPAフィルター搭載、±3〜5℃の高精度温度分布による品質検証
脱炭素・エネルギー
CO2回収設備用熱交換ユニット、バイオマス(竹チップ)熱分解装置、メタネーション前処理設備など
航空・宇宙・防衛
CFRP延伸・成型、チタン合金の熱処理条件確認、特殊合金の長時間耐久試験など
化学・素材メーカー
フッ素樹脂(PTFE)焼成、セラミックグリーンシートアニール、廃ペースト・有機物の熱分解など
食品・農業・木材
乾燥・燻製・風味改善、バイオマス加熱、木材改質など、食品・農産物の加熱条件検証にも対応
これ以外の業界・素材の実績も多数あります。
研究開発レベルのテストだけでなく、実際の工場ラインを想定した検証ができる点がヒートトライアルの大きな強みです。まずはお気軽にご相談ください。
Supported Materials
アルミニウム
溶体化・時効処理、アルミキャスト昇温など
セラミックス
焼成・焼結・脱脂、セッター亀裂検証など
樹脂・プラスチック
アニール処理、接着硬化、インサート成型予熱など
鉄・特殊合金
焼鈍・長時間耐久試験、表面処理など
ガラス
徐冷・強化処理、光学ガラスの熱処理など
カーボン・CFRP
新素材の条件決め、ロールtoロール焼成など
食品・有機材料
乾燥・焙煎・風味改善、ペットフードの加熱など
電子部品・車載機器
バーンイン試験、高温連続稼働の品質検証など
その他の素材
不明な場合もご相談ください。対応可否をお答えします。
Test Equipment

過熱水蒸気連続炉
熱源:過熱水蒸気|炉内有効:W350×L1500×H100mm
低酸素雰囲気で連続搬送しながら均一加熱。食品・脱脂・表面改質に有効

過熱水蒸気バッチ炉
熱源:過熱水蒸気|炉内有効:W400×L400×H400mm
チャンバー内を過熱水蒸気で充填。脱脂・表面処理・樹脂改質に対応

高速熱風循環炉
熱源:バーナ|最大風速:40m/s|炉内有効:W700×L700×H700mm
パンチング・スリットなど多彩なノズルで最適な風量・風向きを設定

ガス・電気ハイブリッド熱処理炉
熱源:バーナ、電気ヒータ|最大風速:50m/s|炉内有効:W300×L600×H200mm
ガスと電気を使い分けることで工程ごとの加熱条件を最適化

台車式電気炉
熱源:電気ヒータ|最大風速:無風|炉内有効:W700×L2000×H400mm
プログラム温調計で長時間加熱・耐久試験に対応

マイクロ波加熱装置
熱源:マイクロ波|炉内有効:W650×L650×H650mm
内部から均一に加熱。乾燥・焼成・誘電加熱に対応

連続式遠赤外線加熱炉
熱源:遠赤ヒータ、電気ヒータ|最大熱風温度:200℃|炉内有効:W700×L1500×H270mm
ゾーンごとに温度・距離・熱風の有無を変えて条件を最適化

振動乾燥機
熱源:電気ヒータ|振動面サイズ:W500×L500mm
振動で粉体・顆粒を均一に分散させながら乾燥。詰まりや偏りを防止
Case Studies

安全検証
炎上リスクを実証|マット材の加熱限界検証試験

食品
クッキー生地焼成工程 遠赤外線加熱検証試験

自動車・電装
車載用電子機器|バーンイン装置向け加熱検証試験

セラミックス
セラミックスセッターの亀裂発生条件検証試験

セラミックス
セラミックスペレットの水分乾燥試験理の事例

樹脂・プラスチック
自動車用反射板の溶着部連続アニール処理の事例

アルミニウム
アルミワイヤの熱処理の事例

成型・樹脂
インサート成型用予熱・冷却検証試験

金属加工
ダイスの熱風加熱検証

炭素材料
カーボンシートの熱処理の事例

繊維・不織布
マスク不織布の乾燥処理の事例

樹脂・プラスチック
プラスチック接着部の熱処理による事例

自動車部品
ブレーキパッドの熱処理の事例

アルミニウム
アルミキャストの加熱テスト事例

金属加工
銅板における熱処理の事例

アルミニウム
アルミニウムにおける熱処理の事例

セラミックス
セラミックの熱処理

ガラス
ガラスにおける熱処理

フィルム
特殊フィルムの熱処理による事例

樹脂・プラスチック
樹脂・プラスチックの熱処理の事例

食品
食品材料の熱処理事例
Comparison
| 自社でテスト機を購入 | 他社に依頼 |
ECOM
ヒートトライアル
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|---|---|---|---|
| 初期コスト | 数百万円〜の設備投資が必要 | ケースにより差異あり | 初期投資ゼロで開始 |
| 準備の手間 | 設備選定・導入に数か月 | 不具合・調整に時間を要する | 最短1週間で実施可能 |
| 技術サポート | 社内に知識がないと困難 | 導入後はサポートが限定的 | エネルギー管理士9名が常駐対応 |
| データの客観性 | 自社ノウハウに左右される | 相手企業に左右される場合も | 第三者が客観的に計測・分析 |
| 秘密保持 | 社内管理で安心 | 依頼先による | NDA契約対応済み |
| 設備設計への連携 | 設備メーカーを別途探す必要あり | 設備設計には別の経路が必要 | テストから設備製作まで一貫対応 |
FAQ
テストの内容・日数・使用する設備によって異なります。まずはお問い合わせフォームまたはお電話でご相談ください。ご要望をお聞きした上で、お見積もりをご提示します。
テスト内容にもよりますが、半日〜1日程度で完了するケースが多いです。複数の条件を検証する場合や、データ分析を含むレポートの提出まで含めると数日〜1週間程度いただく場合があります。
はい、秘密保持契約(NDA)の締結に対応しております。開発品・試作品など、機密性の高いワークのテストも安心してご依頼ください。
ワークを宅配便等でお送りいただくことも可能です。また、テスト条件やワークの状況によっては出張対応についてもご相談ください。まずはお気軽にお問い合わせください。
はい、ヒートトライアルで導き出した最適条件をそのまま設備設計に活用できます。「条件は決まったが設備がない」という場合も、エコムがワンストップで設計・製作まで対応します。
データロガーで取得した温度グラフや測定データをもとに、レポートとしてご提供します。設備提案書と合わせてご提出することも可能です。
How to Start
お問い合わせから最短1週間でトライアル実施が可能です。まずはお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ・事前ヒアリング
フォームまたはお電話でご連絡ください。ワークの素材・形状・熱処理の目的など、事前に簡単なヒアリングを行います。秘密保持契約(NDA)の締結も対応しております。
テスト計画の策定
ヒアリング内容をもとに、エネルギー管理士が最適なテスト機と加熱条件の候補を提案。日程・費用をご確認いただきます。
ワーク持ち込み・ヒートトライアル実施
エコムテクニカルセンター(浜松市)にてテストを実施。データロガーによるワーク温度の精密測定を行い、複数の加熱条件を検証します。
結果レポートのご提供・ご提案
テスト結果と最適条件をレポートにまとめてご提供。必要に応じて、最適な加熱設備の設計・製作のご提案へとスムーズに移行します。
「どの設備が合うかわからない」「まずは話だけ聞きたい」
そんなご要望にも丁寧にお答えします。お気軽にご連絡ください。