ものづくりに欠かせない加熱プロセスですが、その特性上、多くのCO2が発生します。
どのくらいかというと・・・・・・
WHAT IS
E
C
O
M
エコムって何者?
Introduction
- エコムを知る上で重要なキーワード、
- 「持続可能」。
- ところで、「持続可能な社会」という言葉を聞いて、
何を思い浮かべますか?
実は、エコムの事業はすべて、
これらの取り組みに通じているのです。
そんなエコムの実像を、
私たちが直面する社会課題とともに
紐解いていきます。
Chapter1
“カーボンニュートラル”
とエコム
エコムの主要ビジネスが、産業システム事業。
さまざまなものづくりの現場に欠かせない“加熱プロセス”を手がける事業です。
加熱プロセスとは?
たとえば、最新鋭の自動車や航空機、そしてスマートフォンを製造するためには、軽くて丈夫な部品が必要です。それらの部品はさまざまな製造工程があるなか「加熱プロセス」を通すことで、より硬く・強く、精度良く、時に美しくなるのです。
わが国の各部門のCO2排出量について
(電気・熱配分後)
出典:環境省 2022年度(令和4年度)の
温室効果ガス排出量(確報値)について 2024年4月発表
産業部門のうち約 40% (※)が工場の加熱プロセス。
※日本工業炉協会文献資料「産業界の省エネルギー/環境負荷低減に大きく貢献する高性能工業炉」より
すなわち、日本全体のCO2排出量の約 14% が
工場の加熱プロセスからなのです。
そのため、加熱プロセスにおけるCO2排出量を減らすことができれば、
日本全体にとっての大きなインパクトとなります。
だからこそ、エコムでは加熱プロセスにおけるCO2排出量を大きく減らすために、
数々の新しい挑戦を繰り広げています。
すなわち、
日本全体の排出量の約 14% が
工場の加熱プロセスからなのです。
そのため、加熱プロセスにおけるCO2排出量を減らすことができれば、
日本全体にとっての大きなインパクトとなります。
だからこそ、エコムでは加熱プロセスにおけるCO2排出量を大きく減らすために、
数々の新しい挑戦を繰り広げています。
テストセンター
「ヒートスクエア」での独自提案
エコムが得意としているのは、オーダーメイドでの加熱プロセスの開発。顧客の生産設備の「サイズ」「生産量」に合わせることにくわえ、「省エネ」「省時間」「省スペース」といった独自の付加価値も提供しています。それを可能にするのが、このヒートスクエアにて行う実証試験「ヒートトライアル」。さまざまな条件での検討を事前に実施することで、カーボンニュートラルに向けたソリューションを実現しています。
そして、エコムの製品は日本メーカーに
数多く納入されていますが、
実は、最終仕向地の 約半数が海外。
脱炭素に向けたエコムの挑戦は、日本国内のみならず、
世界中に大きなインパクトを与えることになるのです。
エコムの挑戦は、
「持続可能な世界」の実現 に大きく貢献していきます。
Chapter2
“業界の担い手不足”とエコム
「持続可能な世界」の実現のためには、加熱プロセスの進化にくわえ、
装置の安定稼働が欠かせません。
しかし、メンテナンスを担う技術者の高齢化、少子化に伴う新たな担い手の不足と、
この国の課題が業界に大きな影響を及ぼしており、
メンテナンスを手がけられる企業や人の数は減少の一途を辿っています。
こういった悩みや課題を抱える現場の声に大きく貢献するのが、
エコムの祖業でもある保守サービス事業。
その大きな特徴は、
顧客に納入した自社製品だけでなく、
他社製品のメンテナンスも請け負う ことができる点。
エコムでは、他社製品の
メンテナンスが全体の
8割以上
もあり、
加熱プロセスのメンテナンスに
悩む多くのものづくりの
現場を支えています。
他社製のメンテナンスをも
可能にする2つの特長
1
IoT遠隔監視サービス
「Miterune (ミテルネ)」
工場の加熱プロセスに各種測定機器を取り付けてデータ収集を行う、IoTリモートメンテナンス「Miterune(ミテルネ)」。これにより、さまざまな加熱プロセスでの「予防保全」と「エネルギー監視」を実現しています。
2
社内外で講師を務める
「マイスター」の存在
浜松市が認定する「ものづくりマイスター」が在籍しており、講師として社内外でメンテナンスセミナーを実施。顧客とともに成長を図りながら、プロとしての知見の継承に努めています。
そして、エコムが保守サービスで強みを発揮できる最大の理由は、
「ものづくりマイスター」をはじめとする人材の力。
実はエコムでは、管理部門以外の全社員が点検業務を行える多能工なのです。
エコムの人材力にまつわる
3つのポイント
国家資格である
エネルギー管理士や
電気工事士が多数在籍
保守サービス専用の
社内教育設備・
機器の充実
工事で必要となる
資格取得を奨励し、
費用は会社負担
比類なき人材の力で、
多くのものづくり現場を支える
エコムの取り組みは、
「持続可能な業界」の実現 にも大きく貢献していきます。
Chapter3
“未来”とエコム
未来を担う上でのエコムの強みは、若い人材を抱え、育成している点です。
- 全社員の平均年齢
- ※2023年7月末時点
さまざまな部門に若い世代が在籍しているのが大きな特徴。毎年新卒採用を実施しており、過去3年間の新入社者の離職は0名です。また、女性社員も幅広い部門で活躍しており、その数も年々増えています。
そして若い人材の採用をさらに加速することにも注力。
働きやすさを重視した新社屋への投資はそのひとつであり、
さらに、名古屋証券取引所メイン市場に新規上場した背景には、
優秀な人材確保という狙いも含まれています。
働きやすさや社内活性につながる 3 つのポイント
1 オフィスに併設のカフェテリア
栄養バランスも考えられた、温かい食事を提供。費用の半額は会社が負担し、毎日多くの社員で賑わっています。
2 サンクス休暇
1年間のうち5日以上の連続した休暇取得を推奨。海外旅行や国内旅行などを毎年楽しんでいる方も少なくありません。
3
歓迎会や納涼祭、
忘年会などの各種イベント
社員間のコミュニケーションを大切にするために、さまざまなイベントを企画。社員みんなでゲームを楽しむイベントはもちろん、社員のご家族の方にも楽しんでもらえるイベントも開催しています。
そして、
エコムが大きな投資をして
若手人材確保を目指すのは、
工場の加熱プロセスのさらなる進化、
メンテナンス領域のさらなる拡充 など
エコムが担う分野を
さらに広げること以上の意味も
あると考えます。
エコムが都心発の企業ではなく、 一地方の企業 であるということ。
これからの「持続可能な社会」を
担う企業が一地方から出ることは、
地方経済の活性化に大きな貢献 を果たします。
さらに、私たちのような地方製造業に
人材が集まる未来を実現できれば、
多くの地方企業にとっての
ヒントを示すことにもつながり、
ひいては、 この国全体の活性化にもつながる、 と考えます。
持続可能な社会を
実現させるためには、
エコムの持続的成長 もまた、欠かせません。
- 過去5年間の売上高推移
- (単位:百万円)
-
2028年度までの中期経営計画
- 売上高
- 営業利益
- 営業利益率
- (単位:百万円)
カーボンニュートラルや業界の担い手不足 など、
エコムを取り巻く環境が
成長の追い風ともなっていますが、
その流れに身を任せるだけでは、
長期的な視点での成長は不十分。
だからこそ、エコムは 共育(きょういく) を社是に掲げます。
一人ひとりが、お客さまの期待を
超えるプロであるために、
技術力と人間力を
互いに切磋琢磨し続けていく。
それにより、持続的な成長を果たし、
社員全員がいつまでも
ものづくりを楽しみ続けていきたい と考えています。
これからの社会を生きる
若い世代にとって、
これからの社会をつくる
若い世代にとって、
「いい未来=持続可能な未来」 をつくるために。
エコムは、そのための道筋を一心に追求していきます。
エコムがつくる未来に、
どうぞご期待ください。