樹脂・プラスチックの熱処理(アニール炉)
遠赤外線アニール炉とは
樹脂・プラスチックの成形品は遠赤外線を吸収する特性を持っています。
その吸収特性はワークによる違いますが、ほぼ中赤外線から遠赤外線領域(3〜15μm)に集中しています。
遠赤外線を使ったアニール処理はこの領域のピーク波長を選択しワーク自体の分子運動を活発にし、短時間での処理を可能にします。
遠赤外線波長域
樹脂・プラスチックのワーク例


- ポリカーボネート
- アクリル
- ポリエチレン
- ポリプロピレン
温度プロファイル例
加熱方式 : 遠赤外線(IR)加熱
ワーク : ポリカーボネート