株式会社エコムでは、2024年春に導入した新型過熱水蒸気テスト機が本格稼働を開始し、多くの引き合いと成果が生まれ始めています。
導入前の展示会では、バイオマス炭化や非鉄金属部品の脱脂処理、非金属部品の加熱処理など、多種多様な試験ニーズの相談が寄せられました。
それは、「過熱水蒸気」という熱技術に対する業界の高い期待と、新しい課題解決手段としての注目度の高さを示すものでした。
【試験事例のご紹介】
非鉄金属の切粉に含まれる油分除去(脱脂処理)を目的としたトライアルでは、
バッチ式の過熱水蒸気試験機を使用。
温度帯や処理時間の最適化を図ることで、厚みのある切粉にも均一な処理が可能となり、
新たな生産工程設計の糸口となる知見が得られました。
「熱の伝わり方」を実験的に可視化できるのは、ヒートトライアルならではの大きな魅力です。
未知の材料や新たな製品形状に対して、最適な加熱プロセスを検証できる環境を整えています。
【未来の製造業へ、環境と技術の両立を】
エコムの過熱水蒸気技術は、
- 脱炭素社会への対応
- 有機溶剤の削減
- 材料のリサイクル性向上
といった環境ニーズにも応える、サステナブルな熱処理技術です。
単なる試験にとどまらず、生産プロセスそのものの変革を提案できる場として、
今後もさまざまな業界・分野からの試験依頼をお待ちしています。
【ヒートトライアルをご検討の皆様へ】
現在、過熱水蒸気を用いた加熱試験の受付を行っております。
製品開発や処理技術の新たな可能性をお探しの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。
テスト機導入前に、展示会で過熱水蒸気による加熱テスト予約のPRを行っていました。反響が大きく、バイオマスの炭化や非鉄金属部品、非金属部品の処理の相談を受けており、お客様の新しい取組に対しての興味、新しい切り口での加熱テストの関心の高さを知りました。
一例ですが、弊社に関りがある業界向けのテストを紹介します。
非鉄金属の切粉に含まれる油分を取り除く処理、脱脂処理を目的に試験を行いました。今回はバッチタイプの過熱水蒸気試験機を用いて、温度設定は油分の粘度が低くなるところを狙って、設定をしました。切粉の処理姿は、金属パレットに切粉の塊を山形にして、炉内へ投入。
過熱水蒸気の切粉の厚みへの浸透がどのように、進むかを見る目的として山形としています。
山形の外周部の切粉厚が薄いところは、油分が素材から落ちていました。
切粉が厚くなるにつれて、油分の除去が弱くなっていき、中央部は油分が落ちませんでした。厚みを薄くして、時間の適正化をしたら、綺麗に油分の除去が出来ました。トライをして最適化を行うことで、新しい生産形態を探ることが加熱テストの面白みです。
これからも、バイオマスの炭化や非金属部品などテストを行っていきます。
過熱水蒸気で熱処理を検討されている方は是非弊社へお声がけください。