science 加熱テスト事例

モーターケースの焼嵌め向け昇温・降温検証試験

予熱装置から焼嵌め実施まで「温度ラグ」を考慮した予熱設定――専用治具で昇温条件と降温速度データを同時取得した実証事例

device_thermostat使用試験炉:高風速熱風炉 build試験目的:焼嵌め予熱条件の最適化
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依頼業種
産業用モーターメーカー
焼嵌め工程向け予熱装置の新規導入検討
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使用試験炉
高風速熱風炉
高速昇温・精密な温度制御が可能
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試験目的
焼嵌め予熱条件の定量化
昇温速度・降温速度の両面を同時検証
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達成成果
必要なすべてのデータを取得
温度ラグを考慮した設備仕様の根拠確立

Background

01加熱テスト目的

産業用モーターメーカー様より、焼嵌め工程の予熱装置についてのご相談をいただきました。

今回の焼嵌め工程では、モーターケースを予熱装置で加熱し、チャックハンドで保持・搬送してステーターとモーターケースを焼嵌めることを想定していました。実際の工程では、モーターケースを装置から取り出してから実際に嵌め合いを行うまでの間に必ずタイムラグが発生します。金属製のチャックハンドに保持される際の熱伝導により、搬送中にモーターケースの温度が低下することが懸念されていたため、昇温条件の検証と降温速度の検証を実施しました。

help_outline 今回の試験で解決すべき2つの課題
  • 課題①目標とする時間内に、必要な予熱温度へ昇温できるかの検証
  • 課題②予熱装置から取り出した後の、降温速度の検証
モーターケースの製品外観。精密加工されたスチール製シリンダ形状で、内径部に焼嵌めが施される。

試験対象:モーターケース

Results

03加熱テスト結果

昇温・降温の両検証とも、目標とするデータをすべて取得できました。温度推移グラフは、炉内での昇温と、炉外取り出し後の温度低下という2つのフェーズを明確にすることができました。なお、想定治具を当社で製作し、実機に近い検証を行うこともできました。

試験から得られた最重要知見
予熱温度は「焼嵌め実施温度」より高く設定しなければならない。

焼嵌め用に予熱装置を導入する場合、昇温後に実際に焼嵌めを行うまで温度ラグがあることを考慮して予熱温度を決定する必要があります。

Our Strengths

05エコムの強み

今回の試験では昇温・取り出し・チャック操作・降温という一連の流れを、ひとつの試験として構成しました。単に「目標温度まで加熱できるか」を確認するだけでなく、実際の焼嵌め工程で何が起きるかを丸ごとデータ化しています。

エコムのヒートトライアルは「データを渡して終わり」ではありません。専用治具の製作から試験設計・実施・解析まで一貫して対応し、「この炉仕様ならこう設定すれば安全です」という具体的な提案までお届けします。

こんなニーズにお応えします

  • check_circle 焼嵌め用予熱装置を新規導入したいが、設定温度や炉仕様の根拠となるデータがない
  • check_circle チャックハンドなど搬送機器との接触による降温影響を定量的に把握したい
  • check_circle 現行設定で焼嵌め不良・締め代不足が発生しており、加熱条件を見直したい
  • check_circle 量産設備の仕様決定に必要な昇温・降温の両データを同時に取得したい
  • check_circle 鉄・スチール以外の異素材・異形状での焼嵌め条件についても検証したい

焼嵌め工程の予熱条件でお困りの方へ

「どれくらい加熱すれば足りるか」「搬送中の温度低下はどのくらいか」——
加熱テストの内容・費用・スケジュールについて、まずはお気軽にご相談ください。

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