
エコム:インターン担当から
様々な職種を通して、企業全体の動きを理解する/自分の感じるエコムの魅力を発見する。
今回のインターンでは、「様々な職種を通して、企業全体の動きを理解する/自分の感じるエコムの魅力を発見する」として、5日間を通して様々な部署の社員と触れていただき、実際にワークテストやCADを使うことでエコムの仕事の全体像を理解していただく機会としました。
その中で、社会人とコミュニケーションをとるという事に重点を置き、その職種に必要なことは何か?魅力は何か?を社員に質問したうえで、レポートをまとめていただきました。
スケジュール:
- 1日目/
- オリエンテーション、営業職についてと営業の仕事体験(ワークテスト)
- 2日目/
- マーケティングの役割とHPの成り立ち、設計と製造現場
- 3日目/
- 技術管理にて製缶チェックとミーティング出席、設計にて製図とレーザー、曲げ、溶接加工体験
- 4日目/
- ワークテスト(終日)
- 5日目/
- 午前:人事の考える採用についてワーク、経理の仕事について、社長から企業の目指すところ。午後:レポートまとめ
体験して感じたエコムの営業
ワークテストや取引相手とともに行う仕様決めには熱計算やワークの性質,各種加熱炉の特性の理解が必要であり,非常に技術者に近い営業を行っていると感じた.ワークテストは短い時間内に高い自由度から要求性能を満足したうえでより効率のよいベストの方法を探さなくてはならない.そのためには信念を持ち,多少もめるとしても話し合うだけのメンタルが必要になると思う.だが逆に,取引相手と実際に顔を合わせながらモノづくりを行うことができるという楽しみがあると思う.

エコムの設計

オーダーメイドの製品設計を行っており新規の設計も行う機会が多いため,設計の場数を多く踏むことができる.見学させていただいた会議では他部署であっても知識を共有し話し合っていたことから,より広い知識を身に付けることで営業からの仕様に関して十分な意見交換を行いより良い設計ができると思う.今回は設計体験を実際に行うことができなかったが,核となる機器を配置し,それに合わせて設計していくという基本原理はサークルでの設計と同じ考え方であったのでその経験を生かしていくことができるのではないかと思った.エコムでは設計の規格化がされていない部分が多いため自分の設計方法を確立できるまでは経験を重ねていくしかないが,クリエイターとして自らモノづくりをすることができるので,私ならばモチベーションを高く持って働くことができるのではないかと感じた.
技術管理の役割
製缶や機器などの注文は経理の業務であるというイメージを持っていたが,注文を通して社内だけでなく社外の状況も把握し工程管理ができ,プロジェクトリーダーとしての役割を果たせるのだと気が付いた.ロボットサークルでは電装の知識と経験の不足により日程の全体像と遅れの程度を正確に把握できず,大会直前にしわ寄せがいってしまうという経験をしたため,実際にモノづくりを行う役職でなくても幅広い知識が必要とされることを認識できた.

高梨社長との面談を受けて

高梨社長がエコムを成長させるためにどのように目標達成を考えているのかを聞くことができ,売上重視から付加価値の向上に思考を変え,そのための確かな技術力とサービスを提供していく経営方針を掲げるエコムは,私が想像していた製品を生産するだけでアフターフォローまでを想定しない工場とは大きく違う存在なのだとわかった. そしてそれこそが総合エンジニアリング企業ということなのだと感じた.
インターンシップを通して気が付いたエコムの魅力
総じてエコムの魅力は少人数であるからこそ,一つの業務に孤立することなく自ら動けば様々な経験ができるところにある.また設計や営業であっても設置やメンテナスといった技術職の業務や,取引相手の対応などの業務を行うこととなる.このように一つの製品に対して,ワークテストからメンテナンスまで一貫して取り組めること自体の楽しさがあると私は感じた.それはロボットサークルの活動で体験した,つらくとも物を作り上げていく楽しさと,完成し動いたときのうれしさを体験したことがあるからだと思う. 少人数であり物理的距離が近いこともあってか他部署間の風通しが良いように感じられた.さらに見せる工場を目標に掲げていることもあり,職場環境が明るく見え,製造業に抱く暗く閉鎖的なイメージを払拭する体験となった.
