分類の一例

- 工業炉
- 熱源
- 電気
- 燃焼炉
- 操業方式
- バッチ式
- ベル型
- 箱型
- ビット型
- ポット型
- 連続式
- プッシャー型
- コンベア型
- ストランド型
- 気流搬送型
- 自動搬送型
- バッチ式
- 熱源
※熱源により大きく2つに分類され、さらに操業方式によって細かく分類されます。
主な業種で使用される炉の種類の一例
業種 | 炉名称 | 説明 |
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製鋼 | 高炉 | 鉄溶鉱炉とも呼ばれ鉄鉱石とコークスから銑鉄を製造するタワー型の大型炉 |
製鋼・非鉄 | 転炉 | 金属を溶融させ不純物を取り除き精錬を行うポット炉型のバッチ炉 |
自動車・機械等 | 熱処理炉 | 焼入れ、焼戻し、焼きならし、焼きなましなど金属の機械的性質を変性させる炉 |
窯業 | 焼成炉 | セラミック、セメント、石灰などの焼成を行う窯型の炉 |
化学工業 | 水蒸気改質炉 | 炭化水素と水蒸気を反応させ、水素を生成する触媒式反応管型の炉 |
環境 | 廃棄物焼却炉 | 廃棄物の減容、無害化を行う焼却炉。火格子型、流動床型などがある |
分類方法による炉名称の例
被加熱物 | アルミ溶融炉、鉄溶鉱炉、ステータ加熱炉、金型予熱炉、ゴミ処理炉、 など |
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加熱目的/用途 | 溶融炉、保持炉、焼成炉、熱処理炉、アニール炉、予熱炉、均熱炉、乾燥炉、水切り炉、脱臭炉、 など |
熱源/加熱方式 | 直接燃焼炉、間接加熱炉、熱風循環炉、電気ヒータ炉、遠赤外線炉、真空炉、など |
炉形状/搬送方式 | るつぼ炉、タワー型炉、回転炉、台車式、チェーン搬送式、昇降扉式、など |
操業方式 | バッチ式、連続式 |
乾燥設備などの加熱炉は労働安全衛生規則の第299条にて1年以内ごとに1回、定期的に自主検査を行わなければならない、と定められております。
燃焼炉は使用しているうちにノズルの詰まりや燃焼空気比のずれによる火炎状態の悪化、機器の故障や経年劣化などが起こります。メンテナンスを怠るとこれらの異常が発見できず、製品の熱処理に悪影響を起こしたり、設備の停止、故障が起こる場合があります。最悪の場合、有害な排ガスによる健康異常や爆発事故など人命にかかわる被害が起こる可能性もあります。火炎の状態は正常か、排ガスの値は適正か、ガス漏れはないかなどを定期的に確認し、設備を安全に使用する必要があります。
エコムのワークテスト機でみる工業炉の種類と機能
炉メーカによって得意とする用途や温度帯は異なり、エコムでは100℃~600℃程度の温度帯で高速熱風による時短や排熱回収による省エネなどを付加価値とするオーダメイドの装置を得意としています。
もちろんそれ以外の温度帯や、前後工程も含めたライン全体の工程設計についてもお手伝いいたします。
また、ETC(エコムテクニカルセンター)ではテスト機を多数取り揃えております。
お客様のワークに対して最適な熱処理条件を提案するために様々な加熱トライを実施できます。
ユーティリティはお客様のニーズに合わせることが可能です。
高速熱風炉

熱源 | バーナ(120kW) |
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使用用途 | 熱処理・乾燥・水切り・予熱 |
加熱方式 | 熱風循環方式 |
操業方式 | バッチ式 |
遠中赤外線加熱炉

熱源 | (1)EIRヒータ+熱風 上遠赤外線 3.2kW×6枚=19.2kW 下遠赤外線 2.1kW×6枚=12.6kW 熱風 9kW (2)中赤ヒータ+熱風 中赤ヒータ 2.2kW×6本=13.2kW 熱風 9kW |
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使用用途 | アニール・硬化・予熱・乾燥 |
加熱方式 | 赤外線(遠赤外線・中赤外線)方式 |
操業方式 | バッチ式 |
遠赤外線連続炉

熱源 | (1) EIRヒータ 上12枚+下12枚 33.6kW (2) 熱風 9kW |
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使用用途 | アニール・硬化・予熱・乾燥 |
加熱方式 | 遠赤外線方式 |
操業方式 | 連続式(連続・タクト) |
T6熱処理装置

熱源 | バーナ(ENX-120S)120kW 時効炉ヒータ 24kW 水槽内ヒータ 20kW |
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使用用途 | 熱処理 |
加熱方式 | 熱風循環方式 |
操業方式 | バッチ式(昇降扉式) |