2020年より本格運用のフェーズに入ったパリ協定において、日本は「2050年までに温室効果ガス80%削減」を目標を掲げています。 当社独自の細管チューブ方式の高性能熱交換器を搭載した省エネルギーバーナ”ecoNext”は最新の技術と発想でパリ協定の達成、 経済性の向上に大きく貢献します。
排熱回収型省エネバーナ エコネクスト(ecoNext)
CO²排出量削減
排熱利用分の燃料削減が可能であり、それにともなうCO₂、燃料費を削減できます。
また、排気温度低減により排気ダクトからの放散熱が減少し、作業環境改善につながります。
- 年間CO₂排出量
- 34t-CO₂/年 削減
項目 | 値 | 単位 | |
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燃料流量(定格120kW) | 9.6 | Nm³/h | ①=120/45x3600/1000 |
平均出力(仮定) | 70 | % | ② |
稼働時間(仮定) | 24 | h/day | ③ |
稼働日数(仮定) | 300 | day/年 | ④ |
年間燃料使用量 | 48,384 | Nm³/年 | ⑤=①x②x③x④/100 |
CO₂排出係数(13A) | 0.00233 | t-CO₂/Nm³ | ⑥=44.8x0.0136x44/12/1000 |
年間CO₂排出量 | 112.7 | t-CO₂/年 | ⑦=⑤x⑥ |
省エネルギー率 | 30 | % | ⑧(炉内900℃時) |
CO₂排出削減量 | 34 | t-CO₂/年 | ⑨=⑦x⑧/100 |
超高効率シェル&チューブ型熱交換器
細管チューブを採用することで、より高効率な排熱回収が可能になりました。
形式 | アニュラ型シェル&チューブ 多管式熱交換器 |
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伝熱管 | 材質ステンレス+特殊表面処理 |
耐熱性 | レキュペレータ入口温度(炉内温度):最大900°C |
定格流量 | 圧込空気側:最大150Nm³/h, 燃焼空気ヘッド圧1kPa(120kW炉内600℃排気側大気解放時) |
- 耐熱性
- 特殊表面処理により、耐熱温度 MAX900°C を実現
超高効率レキュペレータ
シェル&チューブ型の高効率熱交換器を採用し、高い熱効率を実現。
- 条件
- 燃料 :13A
燃焼量 :120kW (9.6Nm³/h)
空気比 :1.2
- 省エネルギー率
- 30%以上
(炉内900℃のとき)
- 受熱側温度効率
- 約75%
(炉内900℃のとき)
従来型バーナ
ENXバーナ(省エネバーナ)
コンパクト
高効率熱交換器を性能を維持したままバーナと一体にコンパクトに収めました。またアルミボディを採用し、バーナ本体の軽量化を実現しました。
イージーメンテナンス
アルミボディは分解可能で、熱交換器の伝熱管の清掃ができるため、詰まりによる性能低下や不具合を防ぐことができます。
用途
アルミニウム、マグネシウム、亜鉛の溶解保持炉・坩堝炉、焼鈍炉
間接熱風炉、ラジアントチューブ、取鍋予熱
仕様
型式 | ENX-120TFD | ENX-240TFD |
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最大出力 | 120kW(100,000kcal/h) | 240kW(200,000kcal/h) |
ターンダウン比 | 10:1 | |
燃料 | 都市ガス12A,13A,LPGほか Town gas 12A, 13A, LPG, etc | |
標準供給圧(燃料) | 10kPa以上 Over 10kPa | |
標準供給(燃焼空気) | 10kPa以上 Over 10kPa | |
点火方式 | ダイレクト着火 Direct spark ignition | |
最高使用温度 | 900℃ | |
制御方式 | 比例制御/High-Low-Off制御 PID control / High-Low-off control | |
炎検知方式 | 紫外線光電管式(ウルトラビジョン) Ultra - Vision |
構成・寸法
ENX-120TFD
ENX-240TFD
- 火炎検知器用ポート
- 点火プラグ
- サイトグラス
- オプションポートR6A
- 燃料ガスポート
- ノズル冷却ポート
- 排気ポート
- 燃焼用エアポート
- プレミックスエアポート
- 炉壁