例題:
次の文章中のかっこの中に入れるべき最も適切な字句または数値をそれぞれ回答群から選びその組み合わせの記号を答えよ。
炉壁断熱に用いられるセラミックファイバの( A )は400℃でおよそ0.1W/(m・K)、800℃で0.2W/(m・k)と、耐火煉瓦の( B )程度の値である。
一方セラミックファイバで構成された炉壁は、耐火煉瓦で構成された炉壁に比べ炉壁蓄熱量は( C )程度である。
したがってセラミックファイバを使用すれば特に( D )操業において炉の熱損失が大きく減少し、省エネルギーに貢献することができる。
- 【ア】 (A)熱伝達率 (B)1/3 (C)1/2 (D)連続
- 【イ】 (A)熱伝導率 (B)1/30 (C)1/3 (D)バッチ
- 【ウ】 (A)温度効率 (B)1/10 (C)1/10 (D)連続
- 【エ】 (A)熱伝導率 (B)1/2 (C)1/30 (D)バッチ
正解
【エ】 (A)熱伝導率 (B)1/2 (C)1/30 (D)バッチ
解説
セラミックファイバは酸化アルミニウムとシリカを主成分とした人造の無機ファイバで、
軽量で熱伝導率が耐火煉瓦の1/2程度と断熱性が高く、蓄熱量は耐火煉瓦の1/30程度と少ないため、
間欠的に炉を使用するようなバッチ操業において、炉壁の蓄熱による熱損失が大幅に減少し、
省エネルギーに貢献します。