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■■■■ エンジニア向けメールマガジン
■■ 熱技術テクニカルレポート【2011年6月号 Vol.8】
■ 発行:株式会社エコム http://www.ecom-jp.co.jp/
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株式会社エコムが提供する熱エンジニアリング技術情報サイト
熱処理ワークテスト.com: http://netsushoriworktest.com/
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先月発刊しました「加熱設備の省エネルギーハンドブック」では多くの資料請
求を頂き誠にありがとうございました。
ご請求された皆様の中には社内の教育用として使用したいとのご依頼もあり、
大変うれしい限りです。
今後とも、このハンドブックが皆様の加熱設備の省エネの一助になれば幸いで
す。
また、ご好評により、この度増刷いたしましたので、ご興味のある方は是非、
お申込みください。
<お申込はコチラから>
====>https://www.ecom-jp.co.jp/inquiry/
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┃\_/┃ 6月号のコンテンツ
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1.【新製品情報】省エネバーナ「エコネクスト」搭載型焼鈍炉を発売
2.【今月の省エネシミュレーション】
「断熱強化による省エネルギー」について
3.【ピックアップブログ】
「英語版のホームページを開設しました。」
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1.【新製品情報】
~省エネバーナ搭載の高効率焼鈍炉を発売します。~
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省エネバーナ「エコネクスト」を搭載した高効率焼鈍炉を発売します。
金属材料の焼鈍などの熱処理は一般的に処理温度が500℃~1000℃
程度で且つ、長時間の処理が必要とされる為、多くのエネルギーが消費さ
れています。
この焼鈍炉からの排熱を利用して省エネルギーを行なう「エコネクスト」を
導入して、焼鈍炉の省エネにトライしませんか?
まずは省エネシミュレーション承ります!!
納入実績はこちら【自走台車式焼鈍炉 10tタイプ】
=====>http://www.ecom-jp.co.jp/product/netsushori.html#11
省エネバーナ「エコネクスト」の詳細はこちら
=====>http://www.ecom-jp.co.jp/product/burner2.html
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2.今月の省エネシミュレーション
~断熱強化による省エネルギー~
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一般的なガス焚き加熱設備の熱収支は
A. ワークへの必要熱量 30%
B. 炉体からの放熱及び蓄熱 30%
C. 排気損失 30%
D. その他 10%
と言われています。
その中でB.の炉体からの放熱を極力抑えることは省エネルギーに大きく
貢献します。最近は断熱材メーカー各社から高機能断熱材が発売されて
いますので費用対効果を見極めて導入を検討してみましょう。
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高機能断熱材を採用して省エネルギーする!
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<<<現在の使用条件>>>
炉内温度 : 500℃
大気温度 : 30℃
断熱状態 : ロックウール 150mm
(熱伝導率 0.093W/m/K at282℃)
放散熱量 :266W/m2
表面温度 :68℃
<<<断熱強化する>>>◎炉内側断熱25mmを高機能断熱材に変える。
炉内温度 : 500℃
大気温度 : 30℃
断熱状態 : ロックウール 125mm + 高機能断熱材25mm
(熱伝導率 0.066W/m/K at188℃)+(0.021W/m/K)
放散熱量 : 147W/m2
表面温度 : 51℃
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放散熱量が266W/m2から147W/m2へ
□■□■□□1m2当たり放散熱量45%削減□□■□■□□
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(コメント)
全体のエネルギー使用量の30%を占める放散熱量。
それを半分近くに抑える事が出来る事は非常に省エネに有効ですね!
そして、周辺の環境改善にも繋がります。
但し、導入後の改造は大掛かりな工事が必要になりますので、導入時にし
っかりと、費用対効果を見込んだシミュレーションが大切です。
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3.ピックアップブログ
「公式ホームページに英語版をリリースしました」
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先月より、公式ホームページに英語版をリリースしました。
サーモテック展示会やダイカスト展示会のような国際展示会に出展してい
る事もあり、徐々に海外からの問合せが増えつつあります。
また、外資系企業との取引も多くなり、今後は更にこの傾向は加速する事
でしょう。
大手企業のような、海外営業部やホームページの専任部隊はいませんが、
辞書を片手にしっかりと自主運営を行ない、対応させていただきますので、
今後ともよろしくお願いします。