バーナーを覗くと。。。??

点検に行くと1,2点はおや(・・?と思うことがあります。
お客様の様々な使用条件によって注意点と改善点が異なってきます。
同じバーナを使っていても周囲の雰囲気や使用温度によって、機械的な傷み方が違います。


上の写真はバーナー先端部です。

これは、燃焼空気と燃料を混合させ、火炎を形成するためのコーンと呼ばれる部品です。
よく見ると、このコーンは円錐とポツポツと所々に穴が開いています。
この傾斜角や穴数、穴位置は適切な火炎形成には重要な要素です。
もう一度写真を見てみましょう。
見て分かる通り、赤錆や損耗、欠損部が見られます。
重要な要素が機能できそうにありませんね。
この状態では火炎状態も良くないし、火炎コントロールできません。調整以前の問題です。
この現場は下記のフィルタが原因と考えられます。
下の写真は燃焼空気を供給する部分に付いているフィルタです。
清掃前(ホコリが10mm堆積しフィルタの形に(;´д`))
清掃後
掃除機のフィルタと一緒でホコリが溜まれば適量空気が送れません。
バーナーの場合、空気が送れないと、相対的にガス量が増えてしまい火炎がコーンを炙ってしまいます。
結果上の写真のバーナーコーンのようになってしまいます。
掃除を怠ると重要な要素部品の損傷を引き起こします。
こまめな清掃は交換部品を減らし、設備寿命を延ばします。

1件のコメント

  1. うわぁ・・・ホコリいっぱい(;´д`)
    ものを大事に使うということは、
    メンテナンス点検を怠るなということですね!
           by 潔癖気味の金ちゃん

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