インドネシア・ジャカルタ紀行 (その1)

今年は機会がありインドネシアのジャカルタに2回も行くことになった。
過去にもインドネシアにはバリ島やビンタン島など観光で訪れることはあったがジャカルタ市内は初めてであった。
行く前から聞いてはいたが、ジャカルタの交通事情はひどいもので朝夕のラッシュ時には普通なら1時間程度のとこが2時間も3時間もかかる始末。
おまけに雨でも降ろうものなら排水がお粗末なため至るとこで冠水し麻痺状態となる。
道路構造にも問題があり、日本のような信号のついた十字路が市内に少なく右折したい場合は一旦通り過ぎてUターンして右折するシステム。
更に合流に次ぐ合流で交通集中を倍加させる。
驚いたのは信号の無い十字路にはたいてい民間人の交通案内人(なんて呼ぶのかしらないが)がいて手旗でドライバーをリードする。
ドライバーは幾らか不明だが通したお礼に少額のチップを渡す仕組み。
彼らはこれで生活しているらしい。
極め付けは川にかかる橋。
公共の橋とは別に船を改造した簡易橋が幾つも渡されている。
これまた金額不明の有料で橋の中央で徴収される。
我々も車で渡ったがちょっとしたスリルが味わえる。
日本では絶対に無いものだ。
ジャカルタ市内には乗車制限があり、2名ないし3名乗車していないと通行できない地区もある。
警察に見つかると罰金。
その地区に入る手前では路肩で運転手に手を挙げてアピールする人たちがいてドライバーは車を停めて彼らを助手席に乗せていく。
助手席に乗った人たちは目的地に着いたらチップをもらってまた同じ場所まで歩いて戻ってくる。
これも彼らのちょっとしたアルバイトらしい。
ジャカルタは何でもありの街だ。         つづく。。。 M.S

▲ジャカルタのスーパーマーケット


▲雨のジャカルタ 大渋滞

▲川にかかるあやしい橋

4件のコメント

  1. むかーし、立ち寄ったクアラルンプール。
    子どもが物売りで群がってきたのが強烈に心に残っています。
    世界のどこで生まれるかによって大きく違う人生。
    その理不尽さというか、日本に生まれた自分の幸運?というか
    もやっとした気持ちを今でもよく覚えています。今から30年前。

  2. おめでとうございます。
    コメント頂いた方全員にインドネシア赴任プレゼント??

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