こんばんは。桜も散り始め、花粉が日本列島各地に降り注ぐ今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。この時期、新しい生活環境になり、いいスタートを切りたいと思ってる人も、そうでない方も、何か新しいことを始めるには、良い時期ではないでしょうか。今日は、そんな折に弊社に導入された新設備の一つ、レーザー加工機についてお話しします。
レーザー加工機…..レーザー?恐らく、工業系の職種でない方は、この言葉を聞くのはフィクションの中だけではないでしょうか。何が出来る機械かと言うと、様々な種類の鋼板を、切断・切り欠き・アール・穴加工を高速・高精度で自動的に行なってくれる機械です。
………わかりづらいですか?なら、僕が思うわかりやすい解釈、料理に例えます。鋼板を、食材と置き換えると、野菜だとか肉とか魚だとか、皮とかうろこがまだついたままの物を、機械の中に放り込んで、スタートのスイッチを押す。すると、後は煮たり焼いたりするだけの状態になって出てくる、っていう事をしてくれる機械です。それも、凄い速さと正確さで。……わかりやすくなったかなぁ?とにかく、すっっっごい機械なんですよ、殆ど魔法みたいなもんですよ、ええ。
新設備の中でも、一際革新的なこの機械に、最も感動しているのは、我ら工場の製作メンバーでしょう。ここは自信を持って言えます。
厚板だろうが、薄板だろうが、曲線だろうが、アールだろうが、肉抜き過多で歪み必至の加工だろうが、どんな要求も、あっけなくこなしてしまう様は、只々痛快です。
でも、何となく僕の認識の中で、国内で、職人芸だとか、ハンドメイドの物が持て囃される風潮がある様に感じます。もちろん、それも素晴らしい事ですが、全自動・機械化・量産という言葉を聞くと、脊髄反射的に否定的・ネガティブに捉えるのが正とする様な流れを感じます。ですが、自動的に問題なく機械を動かすのには、細やかな設定・修正が必要で、こういった人間が手を入れなくちゃならない部分に(ほんの少しだけですが)踏み入れたら、これも奥が深い領域で、ここにはここの職人芸があると感じた次第です。月並みですが、最後は人です。なので、まだ半人前の僕は、明日もレーザー加工機の前で、こう祈りながらスタートボタンを押すのです。
「頼む、途中で止まらないで…..」
入社10年目にしてまだまだビギナー、tomiでした。
2件のコメント
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おお、わかりやすい例え!
なによりtomiさんがコーフンしている様子がうれしいですわー。
使いこなしてエコムのレーザー職人になってください。
看板とか社内のもの、いろいろつくって~ K
レーザー加工機は前職にて体験済みですが、
工場にあるような大きなものは初めてです(°д°)
何でも切れそう・・・
by 金ちゃん