最新鋭の自動車や航空機、スマートフォンなどを製造するには、軽くて丈夫な部品が欠かせません。こうした部品は多くの工程を経て製造されますが、なかでも重要なのが「加熱プロセス」です。この工程を経ることで、部品はより硬く・強く、精度良く、時に美しくなるのです。
楽しさその1
FUN OF ECOM BUSINESS
ものづくりを支える、2つの事業
ものづくりの現場において欠かせない「加熱プロセス」を、エコムは2つの事業を通じて手がけています。ここでは、それぞれの事業でどんな特徴や強みを持っているのか、ご紹介します。

ものづくりに欠かせない、
加熱プロセスとは?



オーダーメイドで加熱プロセスを
開発する「産業システム事業」
業界を問わず、さまざまなメーカーのニーズに応じたオーダーメイドの加熱設備を提供するのが、「産業システム事業」の役割です。設計・製造はもちろん、その前段階にあたるテストから一貫して担えるのが、エコムの最大の強み。そのテスト結果を活用することで、最適な設計・製造を実現しています。

- POINT その1
- カーボンニュートラルなど、
多様なニーズに対応 - CO2排出量の削減や生産性の向上、省スペースに対応した設備設計など、ものづくりを取り巻く課題は多岐にわたります。こうしたニーズに対しても、エコムはオーダーメイドの価値提供で応えています。
- POINT その2
- 自動車業界の変革に伴い、
ニーズは拡大の一途に - 「100年に一度の大変革期」とも言われる自動車業界では、EV化の進展で新たな部品ニーズが次々と発生。そこでは従来とは異なる加熱プロセスが求められ、エコムにとっての大きな追い風となっています。
- POINT その3
- 新たなニーズ獲得のカギ、
「ヒートトライアル」 - エコムのテストセンターで行う実証試験「ヒートトライアル」では、さまざまな条件での検討を事前に実施できます。このテストは多くの好評を博し、新たな相談やニーズの獲得につながっています。
- 独自技術が詰まったテストセンター
「ヒートスクエア」 - ヒートトライアルを行うエコムのテストセンター、「ヒートスクエア」。熱に関わる多くの人びとが集う場所という意味が込められたこの施設では、最新技術の共創が行われています。独自開発したさまざまなテスト機を備えており、多くの企業がここで何種類もの加熱方法を試しながら、自社製品に最適な条件を検討しています。

加熱プロセスの安全と安定稼働を実現する「保守サービス事業」
他社製品も含め、あらゆる加熱設備の安全と安定稼働に向け、監視や改造工事を担っているのが「保守サービス事業」です。全国500社以上の定期メンテナンスを手がけるとともに、設備の現状診断や改善提案、600種類以上のパーツ販売も行うなど、さまざまな面からお客さまのものづくりを支えています。

- POINT その1
- 自社製品以外でも
対応可能な人財力 - 他社製品のメンテナンスも担えるのはエコムの大きな特徴であり、その割合は全体の8割以上にもなります。浜松市が認定する「ものづくりマイスター」をはじめ、高い技術力を持つ人財たちの存在が、こうした対応力を支えています。
- POINT その2
- 若手人財の獲得・
育成にも大きく注力 - 技術者の高齢化や、少子化に伴う担い手不足は、メンテナンス業界全体においても大きな課題。そんななか、若手人財が多く在籍するエコムには大きな期待が寄せられており、会社としても若手育成への投資を積極的に進めています。
- POINT その3
- IoT遠隔監視など、
最新技術も積極活用 - 人財力と並ぶもう一つの強みが、最新技術の積極活用です。たとえば、さまざまな加熱プロセスでの「予防保全」と「エネルギー監視」をIoT遠隔監視で実現するなど、エコムのメンテナンス・サービスは常に進化を続けています。