加熱テスト目的

お客様の既存の焼成設備は導入から約20年が経過し、老朽化への対応が求められていました。 同時に、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、ガスバーナによる熱風循環式から電気加熱への転換が検討課題となっていました。 本テストでは、遠赤外線ヒーターを用いた焼成が実工程に適用可能かどうかを検証し、設備更新に向けた技術的な判断材料を得ることを目的としました。

試験内容

本試験では、遠赤外線加熱の適用可能性を確認するため、以下の条件で検証を実施しました。

  • 既存焼成条件の再現を前提としたテスト設計
  • 加熱時間は固定し、温度条件を調整
  • 良品に近い状態を基準とし、温度条件を上下に振って比較評価

また、遠赤外線単独加熱と熱風との組み合わせの両パターンで検証を行い、焼成状態の違いを確認しました。

加熱テスト結果

検証の結果、以下の知見が得られました。

  • 遠赤外線ヒーター単独でも焼成は可能
  • 熱風との併用により、より良好な焼成状態を確認

これにより、遠赤外線+熱風のハイブリッド方式が有効である可能性が示され、今後は実製品を用いたさらなる検証へと進む方針となりました。

期待される効果

  1. 省エネルギー化 電化による効率改善
  2. カーボンニュートラル対応 CO2排出削減への貢献
  3. 焼成品質の安定・向上 加熱ムラの低減と仕上がりの均一化
  4. 設備更新の選択肢拡大 多様な加熱方式の比較・検討が可能

設備更新や新規導入の際、「本当にその加熱方式でうまくいくのか?」という不安は避けて通れません。
当社では、実機導入前に実環境に近い条件での加熱テストを実施し、お客様の意思決定を技術的にサポートします。

  • ガス → 電気化の検証
  • 遠赤外線・熱風・過熱蒸気など多様な加熱方式に対応
  • 食品・工業製品問わず幅広い試験実績

「試してから決める」ことで、設備投資のリスクを最小化できます。食品分野をはじめ、各種加熱プロセスの最適化に関するご相談をお待ちしております。