加熱テスト目的

車載用電子機器の品質保証工程では、温度負荷環境下での連続稼働を確認するバーンイン試験を行います。 今回、お客様より、生産ラインで連続処理できるバーンイン装置の構想についてご相談をいただきました。

装置化にあたり、

  • 昇温 30分以内
  • 冷却 20分以内

という厳しいサイクルタイムが求められたため、エコムの高速熱風炉を用いたヒートトライアルで、実現可能性を検証することとなりました。

試験内容

試験では、実際のバーンイン工程を想定し、以下の条件で検証を実施しました。

  • 昇温ターゲット:880℃
  • 冷却ターゲット:室温
  • ディスプレイは稼働状態で加熱し、発熱分も考慮
  • 昇温完了後は電源を落とし、強制冷却ファンで冷却
  • 冷却時は「風量」「風の当て方」「風の有無」を変え、最適条件を比較

これにより、装置設計に必要な昇温・冷却の実データを取得しました。

加熱テスト結果

試験の結果、以下のポイントが明確になりました。

  • 昇温には一定以上の熱風量が必須
  • 冷却はディスプレイの表裏両面から冷風を当てることが不可欠
  • これらの条件を満たすことで、要求されていた「20分以内の昇温・冷却」が実現可能

得られたデータは、実際のバーンイン装置の設計仕様に反映され、装置化の精度向上に大きく貢献しました。

期待される効果

  1. 時短効果 生産ラインのサイクルタイム短縮
  2. 省スペース化 装置の最適化による省スペース化
  3. 生産効率向上 量産工程に適した温度プロファイルの確立
  4. 品質管理強化 特殊装置の構想段階から検証まで一貫対応

特に、バーンイン装置のような特殊用途の加熱プロセスでも、事前に試験で実現性を確認できる点は大きなメリットです。

エコムでは、今回のようなバーンイン試験装置向けの加熱検証をはじめ、特殊用途の加熱プロセスについても、構想段階から試験・検証まで一貫してサポートしています。

  • 「装置化の前に、加熱条件の妥当性を確認したい」
  • 「量産ラインに合わせた昇温・冷却サイクルを検証したい」
  • 「特殊な製品でも対応できるか相談したい」

そのような課題をお持ちの企業様は、ぜひエコムのヒートトライアルサービスをご活用ください。

実データに基づく検証により、装置設計の精度向上と開発リスクの低減を実現します。