高速熱風を用いた加熱時間の時短について

高速熱風循環テスト装置は昇温時間の短縮と、ワーク温度の均一性の向上を目指し、お客様のワークに適した加熱条件を導き出す為のテスト装置です。

スリット方式やパンチング方式など、様々なタイプのノズルを使用する事で、ワークに対して最適な風量、風速、風向きを提案いたします。

テストでは実際のワークにセンサーを取付け、ワークの昇温をリアルタイムに確認できます。

自動車部品の高速熱風を用いた加熱時間の時短事例

ワーク種類 使用温度
アルミ部品(エンジンブロック・シリンダーヘッド・バルブボディ・他)の溶体化・時効処理の時短 200℃〜550℃
アルミビレットの熱間鍛造前の予熱の時短 300℃〜530℃
樹脂系部品のブレス前加熱処理の時短 150℃〜200℃
接着剤の硬化処理の時短 100℃
エボキシ樹脂硬化処理の時短 110℃
ガラスのアニール処理の時短
触媒乾燥処理の時短 120℃
オルタネーターの含侵工前の予熱の時短 180℃

高速熱風循環テスト装置

項目 テスト装置スペック
熱源 ガスバーナ
温度レンジ 80℃〜550℃
炉内有効寸法 700mm×700mm×700mm
風速 MAX50m/sec
風向き アッパーフロー
ダウンフロー
サイドフロー(両側)
吹き出しノズル スリット方式
パンチング方式 他
その他 高速冷却処理テストも可能